チェコ・プレミアム・ラガー(Ver202012)の出来

こちらのビールが完成したので評価。

vvm.hatenablog.com


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 色、黄色くて抜群に良いSRMなのだけど、清澄度がぼんやり悪くて残念。フィルター使ったんだよ、これ。フィルターに関しては、現在使っている糸巻きフィルターでは、たとえ1μmの濾過精度でもイーストを濾過しきれないことが分かった。よくよく調べたら、糸巻きで大きなゴミを取り除き、プリーツフィルタ(精度nmオーダ)で高精度濾過をする、2段構成が一般常識らしい。フィルタシステムは見直しだな。
 他に濁りの原因として思い当たるのは、2次発酵期間に外の物置に放置して凍らせてしまったこと。
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 アルコール入ってるから簡単に凍らんべ。ってタカをくくっていたら、数日でカチンコチンになってた。その影響かも。ちゅうか凍らせないように0℃付近でラガーリングってムズイ。

 香りは少し酸味のある黒ラベルって感じ。若干フラワーもあり。口に含むと、フレッシュジューシー&引き締まったモルティ―で、かなり高度にバランスが取れている。大手ラガーを軽く超えたとニンマリした。しかし、しかしだ。つかの間の優越感を突き落とすように、後味に強い違和感あり。苦みや渋みとはまた違う、気持ち悪い違和感。なんじゃこれ。味のしない飴玉を舐めているような、ぬるっとした違和感。前回の初手ラガーの時にも感じた、「ぬるっと感」と同じということは、このイーストの性格なんだろうな。
 うーん。このイーストを使えば大手ラガーに近づけるのはわかったのだけど、このぬるい後味をどうしたらいいのだろう。と悩んでいたのが先週末。今日飲んだら、だいぶ改善されている。このイーストは長目のラガーリングが必要ってことなのかな?
 まぁまぁ良い出来。

以上。