ホワイトIPA(Ver202008)

 春から続くホワイトIPAのレギュラー醸造化のためのレシピ調整、第3弾。
 第1弾ケルシュイーストを使用。美味しかったが、すこしパンチが弱い結果となった。第2弾はWLP090を使用。ホップの強さが前面に出てしまって、小麦醸造のまろやかさが見当たらない結果。そして第3弾の今回は、ベルジャンアードネスイーストを使ってチャレンジ。

Batch size
 11リットル
Grain bill
 ピルスナー         50%
 小麦粉           43%
 オーツ            7%
 SRM=2.8
Mash
 セルロースレスト@30℃    5分
 プロテインレスト@52℃    10分
 サッカリフィケーション@62℃ 15分
 サッカリフィケーション@70℃ 15分
 マッシュアウト@74℃      -
 マッシュ効率 80% (予定82%)
 ※今回は、ロイタータンの穴を増やしてロータリング時間短縮を行う。
 そうしたらマッシュ効率は下がるんだよね。
Boil
 60m
Hop & Spice schedule
 60m
  モザイク       7g
 15m
  モザイク       7g
  シムコ        7g
 0m
  エルドラド     10g
  ギャラクシ     10g
  モザイク      10g
  シムコ       10g
 1st,2nd ドライホップ
  エルドラド     10g
  ギャラクシ     10g
  モザイク      10g
  シムコ       10g
 IBUs=34
 ※いつも5種ホップを使うことを意識していたが、今回は4種。少しシンプルな構成にしてみた。
Yeast
 Wyeast 3522 Belgian Ardeness


こちら完成品。
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 色ヨシ。ヘッドもいいね~。外見は合格。アロマは、ギャラクシーとモザイクが織りなす、メタリックトロピカルでスッキリ。メタリックトロピカルは造語。自分だけと思うんだけど、モザイクとギャラクシには鉄っぽいイメージがいつもあるんだよね。
 口に含むと、小麦の柔らかいマウスフィールと甘みが際立つ。しかしその甘みはアロマの勘違いで、口の中で逃げるように消えて、ホップの心地よい苦みに変わる。下手なトロピカルIPAなら、この後にエグミのカウンターパンチが返ってくるのだけど、潮が引くようにホロホロと口の中の味がすべてが消える。一言であらわすなら「やべぇ淡さ」だ。ちょっとまって、もう一回味わいたい!と、何度も口に運ぶたびに500mlを瞬殺してしまった。やべぇ。

 やっぱホワイトIPAにはベルジャンイーストだな。特にこのイーストは、ホップやモルトの尖った部分を吸収して、全体的にすっきりさせてくれると感じる。

以上。