春から続くホワイトIPAのレギュラー醸造化のためのレシピ調整、第3弾。
第1弾はケルシュイーストを使用。美味しかったが、すこしパンチが弱い結果となった。第2弾はWLP090を使用。ホップの強さが前面に出てしまって、小麦醸造のまろやかさが見当たらない結果。そして第3弾の今回は、ベルジャンアードネスイーストを使ってチャレンジ。
Batch size
11リットル
Grain bill
ピルスナー 50%
小麦粉 43%
オーツ 7%
SRM=2.8
Mash
セルロースレスト@30℃ 5分
プロテインレスト@52℃ 10分
サッカリフィケーション@62℃ 15分
サッカリフィケーション@70℃ 15分
マッシュアウト@74℃ -
マッシュ効率 80% (予定82%)
※今回は、ロイタータンの穴を増やしてロータリング時間短縮を行う。
そうしたらマッシュ効率は下がるんだよね。
Boil
60m
Hop & Spice schedule
60m
モザイク 7g
15m
モザイク 7g
シムコ 7g
0m
エルドラド 10g
ギャラクシ 10g
モザイク 10g
シムコ 10g
1st,2nd ドライホップ
エルドラド 10g
ギャラクシ 10g
モザイク 10g
シムコ 10g
IBUs=34
※いつも5種ホップを使うことを意識していたが、今回は4種。少しシンプルな構成にしてみた。
Yeast
Wyeast 3522 Belgian Ardeness
こちら完成品。
色ヨシ。ヘッドもいいね~。外見は合格。アロマは、ギャラクシーとモザイクが織りなす、メタリックトロピカルでスッキリ。メタリックトロピカルは造語。自分だけと思うんだけど、モザイクとギャラクシには鉄っぽいイメージがいつもあるんだよね。
口に含むと、小麦の柔らかいマウスフィールと甘みが際立つ。しかしその甘みはアロマの勘違いで、口の中で逃げるように消えて、ホップの心地よい苦みに変わる。下手なトロピカルIPAなら、この後にエグミのカウンターパンチが返ってくるのだけど、潮が引くようにホロホロと口の中の味がすべてが消える。一言であらわすなら「やべぇ淡さ」だ。ちょっとまって、もう一回味わいたい!と、何度も口に運ぶたびに500mlを瞬殺してしまった。やべぇ。
やっぱホワイトIPAにはベルジャンイーストだな。特にこのイーストは、ホップやモルトの尖った部分を吸収して、全体的にすっきりさせてくれると感じる。
以上。