ホワイトIPA(Ver202006)

 出来の悪さにショックを受けて、書くのをためらっていた6月の醸造記録をUpしておく。

 

 ホワイトIPAをレギュラー醸造にしようと、年初からイーストやホップを調整している真っ只中、今回はイーストにWLP090を使ってみることに。アメリカンIPAイーストがこのスタイルにどのように合うのか? こうご期待。

Batch size

 11リットル

Grain bill

 ピルスナー         50%

 小麦粉           41%

 オーツ             6%

 アロマティックモルト      3%

 SRM=3.2

 ※なんでアロマモルト使ったのか記憶がない。

Mash

 セルロースレスト@30℃    5分

 プロテインレスト@52℃    10分

 サッカリフィケーション@62℃ 15分

 サッカリフィケーション@70℃    15分

 マッシュアウト@74℃      -

 マッシュ効率 97%

 ※小麦粉だろうが何だろうが、スパージ水量に気を付けて時間をかければ、ここまで高い効率になることが分かった。

Boil

 60m

Hop & Spice schedule

 60m

  CTZ         7g

 15m

  CTZ         7g

  ギャラクシ     7g

 0m

  エルドラド     10g

  ギャラクシ     10g

  ネルソンソーヴィン 10g

  モザイク      10g

  アマリロ      10g

 1st,2nd ドライホップ

  エルドラド     10g

  ギャラクシ     10g

  ネルソンソーヴィン 10g

  モザイク      10g

  アマリロ      10g

 IBUs=43

 ※在庫処分のため、ネルソン投入。

Yeast

 White Labs WLP090

 

 小麦を使った醸造はスタックするので、ロータリング時にもみ殻を投入して回避するのは醸造テクニックの一つだが、もみ殻使ったら砂っぽい味がしたことはこちらの記事で報告した。しかしこれは誤った情報なので修正しておく。発酵中のウォートの上澄みを舐めて苦かったのは、ゼラチンを煮沸して清澄剤に使ったことが原因のようだ(確定)。もみ殻使用時のゴミが気になる人は、使用前にざるを使って水で洗い流せばいいよと、USニキが言っていた。と言うわけで、リンスしたもみ殻投入。今回はトータルグレインの5%で。

 

 しかしこの醸造、かつてないスタックに見舞われた。なんとロータリングに10時間かかった。おかげで97%のマッシュ効率なのだが、ボイル開始したのが21:30。

 これで美味しくできれば何の苦労もないのだけど、できたビールは非常に苦渋い。こんなホワイトIPAが作りたかったんじゃない。

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 失敗の原因はマッシュ効率の高さ?ロータリングに時間かけすぎた?ローラーミルを使えば回避できる?ただいまトラブルシューティング中。

 

 今日、この記事を書きながらレシピを見返したら、ネルソンソーヴィンの存在が気になった。去年の失敗作のネルソンを使ったヴァイツェンに、若干味が似ていることに気づいたのだ。ネルソンソーヴィンのせい?そんなことは絶対ないと思うけど、ネルソン使ってことごとく失敗ビールを造っている自分は、もうネルソンを投入することはないだろう。とも思う。

 ネルソンソーヴィン使ったおいしいビールを飲んで、リハビリしたい。知っている人がいたら教えてほしい。

 

以上。