イーストをウォッシュした話はこちら。
vvm.hatenablog.com
このイーストを使って最終的に2回醸造した。写真はボケボケだけど2回目の醸造結果で味はまぁまぁ。ちゃんとイーストウォッシュは出来てたわけだ。
今回はこのビールの話というより、イーストメンテナンスの話。
自分は醸造した後にイーストを回収をして何回か使う。その時のテクニックとしてイーストリンスがある。澱引き後の澱にキレイな水を投入してイーストのみを取り出すことをイーストリンスと言う。それに対してイーストウォッシュは酸を使用して雑菌を殺菌する工程を指す。自分の過去のブログでリンスとウォッシュを混同して説明していた気がする。直さないと…。
イーストリンスの手順は今まで何回か説明したが、改めてすると、まず澱引き後の漬物袋に2リットルの水を投入して20分放置してゴミを沈殿させる。20分経過したら漬物袋の脇腹にナイフを刺して、そこからチョロチョロ出る水を2リットルのペットボトルに注ぐ。注意するのはナイフを刺す位置。あまり下すぎると沈んだゴミもろとも回収することになる。上すぎると回収するイーストが少ない。浮遊したイーストのみを回収する意識で行うのが重要。回収が終わったらイーストが沈殿するまでペットボトルを放置。沈殿したら上澄みの水を捨てて、イーストのみを瓶に詰めて回収終了。
話は写真のホワイトIPAに戻る。1回目の醸造後のイーストリンス時に、投入する水の量を増やしてみたのだ。いつも2リットルのところを4リットルにした。そしたら2回目のイースト数がなんと12billionになってしまった。11ℓバッチだから60は欲しいところ12だ。それでもなんとかターゲットFGに達してくれてひと安心。
さて、こうなるとイーストの回収率ってどれくらいなのだろう。醸造時のカウントは可能だが、醸造でイーストがどれくらい増殖するのかは実はよくわからない。以下に、ここ最近のイーストリンス後の回収結果をまとめてみる。
No | イーストの素性 | リンス方法 | 醸造前のbillion数 |
1 | 2年寝かせた50billion | なし | 35 |
2 | No1の2回目の醸造 | 4リットルリンス | 12 |
3 | 新しい 100billionの2回目 | 2リットルリンス | 153 |
ここら辺の情報をもう少し公式化したい。というわけで中途半端だけど、今日は以上。