ラガー仕込みながらあれこれ日記

前回の続き。
ラガーシーズン開幕といつもの悩み - homebrew diary

あの後イーストは淡々と発酵を続け、17日間経過してようやく底についた。
ちょっと遅すぎるけど、きっちりターゲットF.G.に到達したのは偉い。ほめちゃう。
次の醸造スケジュールが詰まっていたので、まだ微発酵していた13日目に澱引きしてイースト回収した。
まだ微発酵していると言うことは、イーストが降り切っていない。
この場合イーストリンスしてゴミを分離していると、イーストの回収率が悪くなる。
この場合は、澱に直接次のウォートを投入するのが一番良い。と、イーストリンスを開始してから気が付いた。
ドキドキしながらイーストカウントしたらギリギリターゲット分はあったので胸をなでおろす。

こちらに、前回のグラフの続き(1st Wyeast2308)と、2回目の醸造(2nd Wyeast2308)、2020年にW2308を使った醸造(2020 Wyeast2308)の3つの比重遷移グラフを示す。

W2308の比重遷移グラフ

このイーストW2308、全体的に減衰が直線的な気がする。発酵初期にもっと急激に下がる指数関数的曲線になるもんだけどね。そして2020年に比べて今回のF.G.がきっちり下がっているのは良い。ここら辺は使っている材料にもよる。
実は今回使っているモルトは初めて使うもので、それについてはまた時間をとって報告したい。
そして、そのモルトが影響しているのか、初回のイーストの問題なのか清澄度がよくない。そんなにflocculationが悪いイーストではないんだけど。

発酵が終わって5日間くらい経過したウォートがこの濁りかた。

5日間経過したウォート

ラガーはやっぱ透明でなんぼでしょ。というわけで秘密兵器投入。コロイダルシリカ清澄剤だ。

秘密兵器Biofine

使い方を読むと200-2000ppmと書いてある。ほんとかよ。10リットルで2mlだぞ。
比重計に0.05mlを投入。速効性があるらしいんだけど、なんかあんまりかな。

Biofine投入後3時間経過

こちらは、高いFlocculation特性を持つWyeast 3522 Ardnessイーストで仕込んだセゾン。これくらい行ってほしい。

Wyeast 3522 Ardness

もう少し様子見しましょう。

以上。