アメリカンエール連作とピッチレート

2月末からアメリカンエールを連作で造っているのでその報告。
今回の連作のコンセプトは、イースト投入量の把握。最近感じていたのは、エールのイースト投入量は6billion/ℓと言われているが、使うイーストによって6billionを基準としてオーバーかアンダーか適したピッチレートがあるのではという事。というわけで新しいイーストを使って試してみた。使ったイーストはド定番のWyeast1056 American Ale。

こちらが試したイースト投入量。ちなみに今回バッチサイズが多くて72billionぐらいがセンター。

No スタイル 投入イースト数(billion) 発酵温度
1回目 アメリカンペールエール 100 20℃
2回目 アメリカンアンバーエール 70 17℃
3回目 アメリカンIPA 107 19℃
4回目 クリームエール 66 18℃
5回目 アメリカンPA 117 20℃

レシピはいろいろ微調整しているが、だいたいこれと一緒なので参照してほしい。
アメリカン・ペールエール(Ver202203) - homebrew diary

こちら完成の写真。5回目のIPAはまだ瓶詰前。

1回目ペールエール

2回目アンバーエール

3回目IPA

4回目クリームエール

結果3回目のIPAがクソ旨い。しかし、1回目のペールエールも旨い。2回目と4回目も結局旨くて、Wyeast1056に外れナシとの疑惑も出てきた。僅差で3回目のIPAを一推しとするので、オーバーピッチが優秀なイーストなのかもという状態。そして3回目のイーストは状態が良いという定説が個人的にあって、ピッチ関係なく3回目が美味しい可能性もある。というわけで5回目でオーバーピッチの最終確認中。完成したら報告する。

以上。