前回のケグの出来に気をよくして次の醸造をおこなった。
今回はホップを使わないレシピに挑み、それでも前回のように良い結果を得られるかを確認することに。選んだスタイルは、London AleⅢの適合レシピに出てきたビター。
ビターを仕込むのは調べたら2年ぶり。このスタイル結構好きなんだよね。
こちら前回醸造の記録。
vvm.hatenablog.com
レシピはこちら。
Batch size
11リットル
Grain bill
US2row 88%
アロマティックモルト 6%
メラノイデン 4%
ライモルト 2%
SRM=5.02
Mash
セルロースレスト@30℃ 5分
プロテインレスト@52℃ 10分
サッカリフィケーション@62℃ 15分
サッカリフィケーション@69℃ 15分
マッシュアウト@76℃ -
Boil
60m
Hop & Spice schedule
60m アーチャー 20g
30m アーチャー 5g
10m アーチャー 5g
0m アーチャー 10g
IBUs=26.9
Yeast
Wyeast1318 London Ale Ⅲ
チョコレートモルトとかSpecialBとかを使わずに、マイルドになるようにしてみた。おかげでSRMもだいぶ低い。あとホップはUKホップのアーチャーを初めて使ってみた。クラシックなUKアロマとシトラスの混合とのことだ。AA=4~6%なのでポジション的にはEKGやファッグルと被る。UKホップってシックなイメージでカッコイイよね。
8/7に仕込み、8/21にフォースカーボネートして瓶詰。2週間ほど置いて開栓。
こちら完成品。
見た目は清澄度あって良いね。色はもう少し濃くても良かったかも。ペールエールみたい。ヘッドはLowカーボなスタイルなのでよわよわ。フォースカーボを低く設定してみたけど、ばっちり狙い通りじゃない?フフフ。
アロマは、UKエールのグッとくるクセのあるアロマは無くて、さわやかジューシーなアロマ。どちらかと言うとケルシュのような香り。
口に入れると、焙煎モルトの芳ばしさとLondon AleⅢのねっとりとした特長が相まって甘さが際立つ。発酵不良の甘さではない醸される甘さ。そのあとに苦みがフワっと巻き起こり、グッとビターな大人の味が口の中を支配する。このバランス感。うめぇ。
ケグを使った影響を問われると、口に含んだ初速はたしかにタップルーム。しかし、このビールならケグを使わなくても日々醸せていた気もする。長期間保管しても劣化しないのか?とか、ちょっと時間をおいて長い目で評価してみましょう。
以上。